「さて、今日は赤ちゃんにでもなってもらおうかしら」
Y様のご来院前にふと思いつく。
彼の理路整然とした思考回路をショートさせるのが目的。
何も知らずに来院されたY様を、まずは赤いロープで拘束する。
下着を剥ぎ取ると大きく腫れ上がったペニス。
「いったい何をされるのだろう」「僕はどうなるのだろう」こんな状況に陥ると彼はひどく興奮する。
いつもより濃い薬液のお浣腸。そしてピンクのオムツ。
「トイレに行かせてほしい」「漏らしてしまう恥ずかしい」と、オムツ姿で彼は懇願する。
けれど私は知っている。オムツの中のペニスがダラダラと涎を垂らしながら勃起していること。薬液で満たされた前立腺がヒクヒクと痙攣していること。
堪えきれずオムツに排泄した彼は、その瞬間から、話し方が赤ちゃんのそれに変わった。
羞恥心が彼の理性を支配する。私はこの瞬間が好きだ。
これでもう、彼は何者でもなくただの″赤ちゃん″。与えられた役目を無意識にこなすだけ。
「でちゅまちゅ」の赤ちゃん言葉。惨めで情けないオムツ姿。漏らした排泄物の不快感。
それらがよりいっそう彼を淫らにする。精神と肉体の快楽を倍増させる。
そしてそのことを、彼自身が深く理解している。
彼が帰宅したあと、私はひととき思う。「だめ。まだ足りない。また次回に」と。